PENTAX K-1のファインダーカスタム
近視なので(裸眼で0.3位+老眼も)普段は眼鏡を掛けていますが、カメラのファインダーをのぞくときはしっくりしないので眼鏡を掛けていません。裸眼でファインダーをのぞけるように、PENTAXのアイカップMIIに67 視度調整レンズ (-2)を組み込んでファインダーに取り付けて使っています。PENTAXの67 視度調整レンズは現在-4~-1が販売終了となって入手はできないようですが、予備を購入しているので運用上で問題になることはありません。
しかし、ファインダーをのぞくときはこれで不満はないのですが、アイカップMIIが円形なので、液晶モニターをカメラボディから離さないで収納している状態だと液晶モニターに被ってしまうので見えにくくなるのと、アイカップMIIの金属部分が銀色で目立ち、形状がカメラボディとマッチしていない点が不満です。
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ファインダーのカスタム例
PENTAXのフェイスブックでPENTAX KP“スペシャル・カスタム”が投稿されています。
その中の写真を拝借すると下のようにカスタムしています。ファインダーまわりも統一感があり、なかなかカッコイイです。PENTAX KPの標準のアイカップにPENTAX O-EC107 (大型アイカップ645)を取り付けていると思われます。このアイカップは下部がまっすぐになっているので液晶モニターに被ることも少なく、見えやすいと思います。
視度調整レンズアダプターM (-5~+3m-1)希望小売価格: 各3,000円(税別)
カメラの視度調整範囲を超える場合、あるいは視度調整機構を持たないカメラのファインダー接眼部に装着。 撮影者の視力に合わせた視度の調整が行えます。
※アイカップとの併用はできません。
これはニコンのパーツを使ったカスタムで、私もやっているPENTAXのアイカップMIIを使ったカスタムより統一感があってよさそうです。また、視度調整レンズを含めたパーツも供給がされているので入手性がいいです。
PENTAXの645シリーズのファインダー周りはよく知らないのですが、フルサイズであるK-1、APS-CカメラであるK-3II、KPなどはファインダー関連のアクセサリーは共通で使えるものが多いです。
PENTAX KPでのカスタムとデジカメ Watchでのカスタムを参考にして、
・眼鏡なしで使えるように視度調整レンズを組み込む
という条件を満たすように考えていきます。
視度調整レンズを組み込むことが優先度の高い条件なので、デジカメ Watchでのカスタムをベースにします。ニコン丸窓アイピースには口径で19mmと22mmの規格があるようです。使えるパーツが多そうな22mmの規格のほうを選んでみました。ニコンにもPENTAX O-EC107(大型アイカップ645)のように下部がまっすぐになっていて、さらに が取り付けられるアイカップがあればよかったのですが、さすがにそこまで都合のいいものはないようです。
【ファインダーカスタムのためのパーツ】
Amazonで売ってなかったのでニコンダイレクトから を、Amazonから 購入しました。
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・・・・アイピースキャップDK-26・・・ニコンダイレクト:540円、Amazon:427円
(2018/2/21現在)
【ファインダーカスタムの方法】
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をの2通りの方法がありそうです。
についているゴムを取り外します。
のレンズ側についている金属のリングを取り外します。
の溝にゴムを取り外した をはめます。
④ ②で取り外した金属のリングを
に取り付けます。
⑤ ④まで組み立てたものを
イカップDK-19はしっかり取り付けることができます。
はネジ込み式になっているので、ア
この状態で試しにK-3のファインダーに取り付けてみましたが、若干きついかなという印象がありました。念のため、PENTAX K-3の標準のアイカップのファインダーにはめ込む部分の寸法を実測しましたがほぼ同じだったので問題はないでしょう。
とPENTAX K-1につけた様子です。アイカップのゴムの部分を測ると、ニコンの が直径約46mm、PENTAXのアイカップMIIが直径約41mmで、
PENTAXのアイカップMIIは以下のような外観です。金属パーツにゴムキャップをかぶせている構成です。
ニコンの とPENTAXの標準アイカップでは、ファインダーに取り付ける部分はプラスチックの成形部材ですが、PENTAXのアイカップMIIは金属製で板バネが付いている構成になっています。
アイカップのゴムの部分を外すと、以下のようになります。
視度調整レンズ(画像下)をレンズ収納部(画像右)に入れ、ネジ山が切ってあるふた(画像左)を取り付けます。
アイカップDK-19がない場合は液晶モニターの表示部分には全く被らなくなり、とても見えやすくなります。
これなら、最初のほうに挙げたPENTAXの視度調整レンズアダプターMを使えばいいんじゃないかという話になりそうですが、長時間露光撮影時に視度調整レンズアダプターMとファインダーキャップを付け替えるのが面倒です。
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長時間露光撮影時のファインダーからの光もれ対策
ライブビュー撮影でもファインダーからの光もれを完全に防ぐことはできないので、日中の長時間露光撮影ではファインダーキャップを使っています。長時間露光撮影時にアイカップMIIとファインダーキャップを付け替えるのも面倒なので、アイカップMIIに下のようなゴムキャップにひもを取り付けたものを使っています。アイカップMIIとの摩擦を増やして外れにくくするために、ゴムキャップをパーマセルテープで覆っています。ひもはカメラボディ前方のファインダー部の出っ張り(メーカーロゴがあるところ)に引っ掛けて使っています。
この状態では
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まとめ
ニコンのパーツを使ったファインダーカスタムでは、PENTAXのアイカップMIIを使ったカスタムより統一感が出て見た目もよくなりました。 とアイカップDK-19の併用ができればよかったのですが、残念ながらできません。
長時間露光撮影での使用も考えると、アイカップDK-19は取り付けずに、